貴州省盤県の県都から49キロ離れた珠東郷十里坪村に位置する旧石器時期の遺址で、厚い石灰岩の中にできた大きな鍾乳石である。入り口の幅は55メートル、高さは約40メートル、主な洞窟の長さは1600メートル。入口から入ると、長さ220メートル、幅30メートルの大きなホールがある。洞窟の入口が大きいことから大洞と名付けられた。大洞穴遺址の文化遺物と原始生活の状況は捨てられた時の状態をとどめ、豊富な潜在情報を含んでおり、洞窟内の第四紀の堆積が厚く、完全に保存されている。大洞は貴州省で発見された最も古い文化遺物であり、現在省内の規模最大の旧石器時期の考古的発見でもあり、1994年の全国十台考古的発見の一つに数えられている。
「北京週報日本語版」2007年10月8日
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