北京オリンピックまであと一年、日本でも北京オリンピックに対する関心が高まってきている。東京在住の中国文化研究者で美食家の森本まみ子さんは、2年間に5回北京を訪れ、各省(直轄市・自治区)の北京駐在事務所併設のレストランを食べ歩きした。森本さんは、自ら吟味した中国各地の料理を、挿絵や文章を交えて「北京的中国一周味旅行指南」の中で紹介している。この本は8月8日に日本で公開出版された。「日本僑報」が伝えた。
森本さんは9月23日、東京池袋で行なわれる日曜中国語会話サークルに訪れ、中国語学習者や在日中国人との交流を行い、この本の編集過程や内容を紹介した。この本には、四川省、新疆維吾爾(ウイグル)自治区、黒竜江省、山東省、湖南省等の28の省(直轄市、自治区)の北京駐在事務所併設のレストランが紹介されており、各レストランの料理の特色や感想が述べられている。また地図、連絡方法、店内の写真も載せられており、見やすく実用性が高い。
日中交流研究所所長で、北京オリンピック支援・日中通訳翻訳ボランティア協会(略称:八八会)の発起人である段躍中氏は、「北京オリンピックは日本の皆さんに中国を理解してもらう良い機会になるだろう。一人でも多くの日本人が北京に来て、本当の中国を体験してもらうことが非常に大事なことだ。この本の出版により、日本人の中国に対する理解が深まり、日中関係をもっと友好的なものにするだろう」と述べている。
「人民網日本語版」2007年9月27日 |