(一)概況
無錫市は中国の著名な観光都市の一つであり、経済、文化、交通が発達していると同時にグルメの町でもある。長江、太湖に臨み、数多くの文人や上品な人たちがここで船ですばらしい景色を眺めたり、名物料理を楽しんだりするということから太湖船菜(舟の上で召し上がる料理)が生み出された。
無錫料理はこってりしていても脂っこくなく、あっさりして、本来の味があり、新鮮で混じりけのないことで口によく合う。今では、無錫料理の中では、本邦料理、船料理、都料理の三つの体系の料理があり、互いに他のものの長所も取り入れるようになっている。名物料理、名物宴席、名物菓子が無錫の飲食の特色である。
(二)特色のあるグルメ
名物地方料理
梁溪脆鱔、金玉満堂、三鳳橋醤排骨、鏡箱豆腐、鶏茸蛋、乾隆宴、西施宴、大江南北宴など。
梁溪脆鱔
無錫市の伝統名物料理として甘味があり、歯ざわりのよさで知られており、
鱔魚面澆頭を改良した料理としてさくさくして口によく合う。
金玉滿堂
無錫市の名物料理。ブタのもも肉、調理を経たニワトリ、砂ずり(アヒルの胃)を材料としたもの。
三鳳橋肉荘
三鳳橋醤油排骨(スペアリブの醤油煮)は無錫市の伝統名物料理。三鳳橋肉荘は無錫市の三大特産物の一つである三鳳橋醤排骨を材料としていることでよく知られている。ユニークな取り合わせと特色のある調理法を生かした三鳳橋醤排骨は濃いあずき色を呈し、こってりした味で長江以南地域の絶品の一つである。
所在地 中山路240号
電話 86510-2723016
名物軽食 三鮮餛飩、小籠饅頭、挂粉湯団、油豆腐乾(油揚げ)、蘿蔔絲餅、海棠糕(お菓子)、梅花糕、酒釀綿子圓、豆腐花、糖芋頭、銀絲麺、玉蘭餅、梅貢餅など。
三鮮餛飩(魚・貝・エビなどの材料をとしたワンタン)
錫山市の東亭村一帯をルーツとし、だんだんと無錫市の名物となった。この料理は新鮮な肉、干しエビ、ザーサイ(カラシナの漬け物)で餡をつくり上げるので、「三鮮」と名づけられた。それにブタの骨でスープの味つけをし、せん切りの半乾燥豆腐、タマゴの皮せん切りを食材とする。皮が薄く、餡が大きく、スープがおいしい三鮮餛飩は無錫市の人たちの間で大人気。
王興記餛飩店
百年の歴史がある老舗。主に何人かの調理士たちが念入りに研さんを重ねてつくりあげたユニークな伝統軽食である鶏湯三鮮餛飩、鮮肉小籠饅頭のお店である。お店は滬寧(上海―南京)鉄道の沿線一帯でよく知られているばかりか、香港、澳門、台湾、東南アジア地域にもその名を馳せている。
所在地 中山路223号
電話 86510-2751777
(三)特色のある飲食街
公園路皇亭美食街
無錫市の地元の軽食を主とする著名なグルメ街。
欧風街小吃街
名物軽食 無錫小籠包、無錫排骨、太湖三白(白蝦、銀魚、白魚)。
崇安市場の夜店
無錫市の最大規模の夜店の市場として、小竜蝦、タニシを油で炒めたものなどさまざまな特色のある軽食を賞味することができる。
(四)特色のあるレストラン
名称 種類 所在地 電話(地区番号86510)
聚豊園大酒店 無錫料理 中山路555号 2757888
鴻運大酒店 無錫料理 中山路317号 2737557
京滬飯店 無錫料理 漢昌路90号 2306641
湘土人家 湖南料理 大王基288号 5868855
穆桂英美食城 名物軽食 解放東路801号 2825148
「北京週報日本語版」2007年9月23日 |