佘山(しゃさん)は上海市南西部の松江市に位置し、上海地区ではもっとも高い山となっている。上海市から約30キロ離れたところにある。佘山の自然景観は主に九峰三柳である。松江の九峰は、南西から北東へ延々と数十キロも伸びており、上海域内で唯一の山峰と山林の景観が互いに結合した独特な景観である。佘山は古来より青い山、美しい樹林、うるわしい景色でたたえられている。九峰の中には、歴史上の遺跡と知名人がらみの古跡がいたるところにある。
佘山は1940年代からカトリック教の聖地として国際的有名だ。山頂のカトリック教会は1925年に立てられ、10年間の建造期間を必要とした。1985年新たに修道院が建てられ、その他山頂は天文観測台及び地震観測台も観光スポットとして有名。東の佘山園と西の佘山園に分かれている。東の佘山園には百鳥苑があり、苑内の鳥類は50余種、5000羽以上に達し、現在では中国最大の科学の普及と観賞を一体化したバードウォッチングの名所となっている。
「北京週報日本語版」2007年8月2日 |