串焼き
北京で流行している串焼きには主に、新疆風と東北風の2種類がある。新疆風の串焼きは昔ながらの炭焼きで、クミンと唐辛子などのスパイシーな味付けが特色で、種類は多くないものの、どれも味は保証できる。東北風の串焼きは近年新しく流行し始めた串焼きで、種類も多く、味付けも定番のクミンと唐辛子から各種タレまで様々で、選択の幅が広いのが特徴だ。
枝豆
夏になると北京で一般家庭の食卓にはよく枝豆が出されている。しかし屋台で食べる枝豆がやはり一番人気なようだ。山椒と八角で香りをつけ、塩茹でにした枝豆は、豆が膨れて皮を押し広げ、味が豆の中まで染み入っている。他の料理がテーブルに並ぶのを待っている間、枝豆はうってつけのつまみといえる。
マーラータン
北京、小西天牌楼の中にマーラータン(麻辣トウ)を出す店がある、どうやって味付けをしているのかはわからないが、とにかく美味しい。熱々の春雨にネギと唐辛子粉をまぶし、赤いラー油の層が浮き出て、人々の食欲をそそる。
マーラータンの具材は全て自分で選ぶ、豆腐の皮でコリアンダーを包んだもの、ジャガイモのスライス、海藻、きのこ、うずらの卵など30種類の食材が揃う。もちろん鶏、牛、豚などの肉類も欠かせない。選んだ後は店主が煮込んでくれる、露天で座って食べるか、持ち帰って家でゆっくり食べても良い。暑い中、辛いマーラータンを食べて汗を流すのも夏の楽しみのひとつだ。
※麻辣トウの「トウ」は「湯」の下に「火」
「人民網日本語版」2007年7月17日 |