2006年、世界のホテルの売り上げは720億ドルに達し、2001年の7倍となった。中でも、アジア太平洋地域および中国のホテル市場は急成長を迎えている。最も注目を集めているのは、澳門(マカオ)、北京、上海のホテル業界だ。「国際金融報」が伝えた。
ジョーンズ・ラング・ラサール・ホテルズ(JLLH)の予測によると、2007年、上海・北京の高級ホテル業界の見通しは明るく、1部屋あたりの収入は、1年間で2ケタ成長が見込まれる。
上海の5つ星ホテルの1日あたりの平均宿泊料金は1999年以来上昇を続けており、去年には1715元に達し、アジア太平洋地域では香港に次ぐ2番目の高額となった。
上海のホテル業界はビジネス関係者の利用が多く、ビジネスの発展がホテル業界の発展に直接影響する。特に、上海新国際展覧センターの拡張工事など、会議・展覧会施設の増加がホテル業界にニーズをもたらしている。
北京の5つ星ホテルの平均宿泊料金は1293元と、上海を下回るが、同市の高級ホテルの1部屋あたりの収入は2007年、10%の成長が見込まれ、五輪開催後も観光・ホテル業界が引き続き成長すると予測される。
「人民網日本語版」2007年5月30日 |