邵琪偉国家旅遊局局長は17日、2007年中国(青島)五輪・観光国際フォーラムに出席し、「国連世界観光機関(UNWTO)の最新予測によると、2015年までに中国は世界最大の観光客受入れ国となり、また第4の海外旅行送客国となる見込み」と述べた。この予測によると、2015年、中国への入国観光客数は延べ2億人、国内観光客数は延べ26億人以上に達し、また海外旅行客も延べ1億人前後、市場総数は延べ30億人前後に達する見込みだという。また、中国人の平均旅行回数は2回、観光業の総収入は2兆元前後となる見込みだ。
同氏によると、五輪と観光はかねてから結びつきが強く、互いにプラスの効果を招くという。国家旅遊局は「五輪観光」を中国観光業の発展を促進する新たな契機と捉え、「グリーン五輪」「科学技術五輪」「人文五輪」をテーマとし、五輪の開幕前、開催中、閉幕後の時期に国を挙げて観光業の成長を促進し、2008年の北京五輪に協力する構えだ。
現在、中国は世界第4の観光客受け入れ国、アジア最大の海外旅行送客国となり、世界最大の国内観光市場を形成している。昨年、中国が受け入れた海外からの観光客数は延べ1億2500万人で、そのうち中国に1泊以上滞在した観光客は延べ4991万人に上る。また、国内観光客数は延べ13億9000万人で、初めて中国人の平均旅行回数が1回に届いた。 |