このほど、安徽省蕪湖市は初めて星クラス民間収蔵館を評定した。これによって民間収蔵品が観光商品化され、新しい観光製品がつくられるようになっている。
民間収蔵品の文化内包は、観光業界に注目されている。ここ数年、一部の観光地は地元の民間のもので観光客を引き付けている。江蘇省揚州市の「中国の風・揚州のベッド」という観光スポットは民間に収蔵されている数百の古代ベッドを展示することによって有名になった。ここ数年、蕪湖では民間収蔵が一種の気風となり、種類が多く、収蔵品が豊富な収蔵者陣が現れ、収蔵品は国宝の歴史的文化財から酒を入れる瓶、タバコを入れる箱など庶民の生活用品まである。だが、これらの民間の宝は世に知られず収蔵され、観光資源になっていない。
今回、蕪湖市政府は星クラス民間収蔵館の評定を始め、四つ星クラス4カ所、三つ星クラス2カ所、二つ星クラス1カ所を評定した。これによって、蕪湖の民間の歴史文化資源をある程度保護、発掘した。そのほか、同市は評定された星クラス民間収蔵館をつなげて合わせて、新しい観光チェーンを開発し、民間収蔵芸術品の観光商品化を推進し、収蔵観光を新しい観光スポットにつくり上げる予定である。
「北京週報日本語版」2007年3月27日
|