黄竜風景名勝区は阿はチベット族・チャン族自治州松潘県内にあり、岷山主峰の雪宝鼎の北東側、岷江、ふう江の源にある。景勝区を見下ろせば、地表が厚いカルシウム化合物の層に覆われ、動きまわる黄金の巨竜を想像させることから、こう名づけられた。黄竜風景名勝区は彩池、浅瀬、雪山、古寺、民俗の「6つのまたとないもの」で知られ、「聖なる地の仙境、人間の瑶池(この世の仙境)」と言われている。
五彩池
五彩池はふう源橋から4166m離れたところにあり、面積は2.1万㎡、彩池が693もあり、黄竜溝最大の彩池群である。湖の堤防が低いため、水が溢れ、遠くから見れば、青緑の玉の皿のように見え、壮観な景色である。黄竜溝の粋と言われる五彩池は「黄竜」の「目玉」のような存在である。
雪山梁
雪宝鼎奥地のふう江の源にあり、標高は4000m、黄竜溝に行くには必ず経由するところである。雪山梁は寒冷カルスト地帯と氷河が積み重ったもので、山が高くそびえ、奇岩怪石が重なり合っている。
丹雲峡
丹雲峡景勝区は黄竜の東部にあり、その美しい峡谷の風景は黄竜「5つの絶景」の一つとなっている。豊かな樹木の種類、低木、草、花があり、植物愛好者の天国と言われている。
牟尼溝
松潘の県都西から36km、成都から300余km離れたところにあり、面積は160k㎡、最低地点の標高は2800km、ザガの滝と二道海からなる。景勝区内には、滝、彩池、牧草地帯、海子、山の泉、鐘乳洞、石林があちこちに散在し、自然の景観が美しく、民族風情にあふれている。
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