検察機構自体の四つの不足に直面
賈春旺検察長は成果を総括すると同時に機構自体の四つの不足を指摘した。
一、 法律にもとづいて監督する面での職能発揮が足りない。監督意識が薄弱で、職責の履行が適切でない状況が一部の地域で依然として存在している。法律執行と司法の不公正の問題がまだ効果的に監督され、改正されていない。
二、 法律にもとづく監督能力は社会主義の調和のとれた社会を構築する要請に適応していない。一部の法律執行者はレベルが低く、法律の執行の仕方が粗雑すぎで、案件や関連の矛盾を和解によって解決することに意を配らず、法律執行の効果に影響を及ぼしている。
三、 法律執行が厳格ではなく、規範化していない問題が依然として発生している。ある者は案件処理制度の執行をゆるめ、当事者の法律にもとづく訴訟権利の保障をおろそかにしている。ある者は利益につき動かされ、案件とかかわりのある金品を法律に違反して差し押さえ、凍結する。
四、 検察陣の紀律風紀整備の強化が待たれる。一部検察官は人民のために法律を執行する意識が薄弱で、文明かつ公正に法律を執行することができず、ひいては法律を執行している者そのものが法律に違反し、賄賂をとり法をねじ曲げる者もいる。
そのほか、一部地域の検察院の執務能力が足りず、中・西部と貧困地域の検察院の案件処理経費の不足が依然として目立つ問題となっている。最高人民検察院は効果的な措置をとり、指導と協調を強化し、真剣に解決するつもりである。
統計データによると、2006年には紀律違反や法律に違反した検察官273人が処罰され、そのうち27人が刑事責任を追及された。
「チャイナネット」2007年3月14日 |