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両大会の関連文献  
二〇〇六年度国民経済・社会発展計画の執行状況と二〇〇七年度国民経済・社会発展計画案についての報告

農業構造は引き続き最適化されている。穀物作付面積は前年度より一一〇万ヘクタール増加し、一億五三八万ヘクタールに上った。穀物は再度豊作となり、その総生産高は前年度比一三四四万トン増加し、四億九七四五万トンに達した。特別用途優良小麦と優良稲の栽培面積の割合は五五・二%と六九・一%に上り、前年度よりそれぞれ六ポイントと四ポイント上昇した。綿花と製糖作物の生産高はそれぞれ一七・八%、一六・二%増え、肉類、牛乳および水産物はそれぞれ四・六%、一八%、二・八%増となった。

(三)経済構造の調整には積極的な変化が見られた。

工業構造の調整にいっそう力を入れた。一定規模以上の工業のうち、ハイテク産業の付加価値は一八・七%の成長を達成し、工業の伸び幅を二・一ポイント上回った。大型薄板熱間連続圧延プラント、大型発電所用の空冷システムなど重大技術装備の国産化は実質的な突破を遂げた。生産能力が過剰となっている業種の構造調整には新たな進展が見られ、法に基づいて若干の立ち遅れた生産能力を淘汰した。製鉄業においては、一〇〇立方メートル未満の小型高炉と一五トン未満の小型転炉が相当数淘汰された。電解アルミ自焼成槽は全部淘汰された。セメント工場の湿式キルンのほとんどが操業を停止したか、または撤去され、新型乾式セメントの割合が五〇%を超えた。石炭業においては、小炭坑を五九三一ヵ所閉鎖し、安全生産の条件に合致せず、または資源を破壊する立ち遅れた生産能力を一億一〇〇〇万トン分淘汰した。

自主的創造革新能力の建設を鋭意推進した。自主的創造革新を後押しする関連政策の実施細則を策定し、一六の重大科学技術特別プロジェクトは相次いで前期の検証作業を始動させた。国家財政の科学技術事業に充てた支出は通年で一二六〇億三八〇〇万元に達し、前年度より二六・二%増となった。超音波治療、燃料電池などに関わる国家工程研究センターの整備を完成させ、国家認定の企業技術センターを九二ヵ所新設し、第一期創造革新型企業創生のモデル事業を始動させた。次世代インターネットのモデル事業、「竜芯二号」高性能汎用コンピュータチップなどの研究開発は、重要な革新的成果をあげ、中国初の超伝導トカマク型核融合実験装置が整備された。

サービス業は安定した発展を保っている。その規模は引き続き拡大し、付加価値額は一〇・三%増の八兆二七〇三億元に達した。構造と質がいっそう改善された。交通輸送の供給能力は目に見えて増強され、自動車道路の新規建設距離数は九万三七〇〇キロ、そのうち高速道路の実延長は四三二五キロである。鉄道線路の新規開通距離数は一六〇五キロ、新規増加した複線鉄道は七〇五キロである。沿海の港において二五二のバースを新設・拡張し、そのうち一万トン級およびそれ以上の深水バースは一四四である。首都空港、上海浦東空港の改築・拡張などの工事は順調に進められ、チベット林芝など中西部地区における五つのローカル線空港は竣工し、運営を始めた。物流配送、金融保険、情報サービスなどの生産型サービス業の発展は加速し、消費型サービス業には、新しい形態と新しい商品が絶えず生み出されている。

地域間の調和のとれた発展は新たな成果を収めた。西部大開発の「第十一次五ヵ年計画」の編成作業は完了し、通年で西部地区に振り向けた中央予算内投資と国債資金の占める割合は四一%に達し、年初定めた一二の重点プロジェクトはいずれも着工に入り、特色のある優位性を備えた産業の発展が加速している。また、耕地の林地復元の成果は打ち固められ、西部の五省・自治区における自家用食糧基本耕地整備のモデル事業はスタートした。東北地区など旧工業基地における資源型都市の経済パターン転換のテスト作業、採炭による地盤沈下区域の整備及びバラック地区の改造はスムーズに進められ、重点企業の自主的創造革新能力と生産製造能力も増強された。中部地区の勃興戦略を始動、実施し、中部地区の勃興促進に向けた若干の意見を策定し、その支援策を明確にした。東部地区は引き続き他の地区に先駆けて発展しており、天津浜海新区と上海浦東新区における包括的な改革のテスト作業が積極的に進められている。

(四)社会諸事業及び民生に関わる諸活動は強化された。

教育の発展を優先させる面では新たな進展が見られた。全国でさらに八三の県が「二つの基本」(九年制義務教育の基本的普及と青・壮年の非識字者の基本的一掃)の基準達成点検にパスした。農村の義務教育経費保障メカニズムの改革は幸先の良いスタートを切り、二〇〇六年、農村の小・中学生五二〇〇万人にその恩恵が行きわたり、小・中学生一人当たりの年間負担額はそれぞれ一四〇元と一八〇元軽減した。中西部の農村地区では、三七三〇万人の貧困家庭の児童・生徒に教科書を無料で提供し、七八〇万人の寄宿生に生活補助金を支給した。中央は四〇億元を投入し、二八五八の寄宿制学校の建設と八万五八〇〇の小中学校の現代遠隔教育施設の整備を支援した。中央はまた二八億五〇〇〇万元を投入し、三二一の職業教育実践訓練基地、二八の高等職業教育のモデル校、四七八の中等職業学校と県職業教育センターの整備を支援した。高校教育と高等教育の粗入学率はそれぞれ五九%と二二%に上った。

公共医療衛生体系の整備と計画出産事業はいっそう強化された。国債資金二七億元を計上したほか、地方もそれに合わせて一七億元を支出し、五四三六の郷鎮衛生院と六七二の県病院、県漢方医院、県女性・児童保健機構のインフラ施設の建設を助成した。また国債資金を割いて、中西部地区における一群の食品・医薬品監督管理施設の整備に振り向けた。全国の大中都市をカバーするコミュニティー医療衛生サービス網がほぼ形成されている。新しいタイプの農村合作医療に加入した農民は四億一〇〇〇万人に上り、県を単位とするカバー率は五〇・七%に達した。人口の自然増加率は五・二八‰に抑えられている。

文化、観光及びスポーツ事業は発展のテンポを速めている。給電戸数五〇世帯を超える自然村の農民がラジオ・テレビを視聴できるようにするという目標はすべて達成され、農村の映画上映プロジェクトは首尾よく進められている。国家図書館第二期、中国美術館第二期及び一部省クラスの博物館などの重点文化プロジェクトの建設は着実に推し進められ、文化遺産の保護はさらに増強されている。国内旅行や海外旅行に出向く大陸公民の延べ人数はそれぞれ一五%と一一・三%伸び、赤色観光地(中国革命の史跡)のインフラ施設の建設は加速している。全国民の健康維持・増強計画は引き続き進められている。北京オリンピックで使用する三一ヵ所のスタジアムのうち、すでに三〇ヵ所は着工に入っている。

 

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