本誌記者蘭辛珍
3月6日午前、張宝文農業部副部長は人民大会堂で行われた記者会見で、今年農業部は次の四つの方面から現代農業研究の発展を推進すると説明した。
第一、農業部は引き続き転換、開拓発展、向上の三大戦略を実施する。転換とは農業の生産方式を転換することであり、開拓発展とは農業の機能と分野を開拓、拡大することであり、向上とは農業の総合的生産能力と市場競争力を高めることである。
第二、四つの支持を強化する、つまり、政策による支持、科学技術による支持、社会装備による支持、人材による支持を強化することである。
第三、食糧産業、経済作物と園芸産業、養殖業産業、農産物加工産業、生態と生物質産業、農業のサービス産業を含む六大産業システムを構築する。
第四、現代農業の次の十大行動を実現する。①食糧の総合的生産能力を増強する。②健康な養殖業を推進する。③高効率経済作物と園芸作物を促進する。④農産物の質の安全を監督、管理する。⑤農業の科学技術革新の新しい農民養成へ応用を推進する。⑥農業産業化と組織化のレベルを高める。⑦循環農業を促進する。⑧現代農業の施設と整備を強化する。⑨禽類インフルエンザなど重大な動物疫病を防止、制止する。⑩社会主義新農村建設の手本を示す。この十大行動の実施を通じて、国の食糧安全を保障し、農民の収入を増やし、農業の総合的生産能力を高め、社会主義新農村の建設と調和のとれた社会の構築のために堅実な基礎をつくり上げる。
張宝文副部長は次のように述べた。新農村建設推進の最も重要な任務は、現代農業を建設することである。しかし、現代農業の建設は長期にわたる、複雑かつ困難なシステム工事である。現代農業建設はわが国の国情から出発し、客観的法則に従い、段取りを辿って、重点的、計画的に推進し、中国の特色をもつ現代農業発展の道を切り開くように努力しなければならない。わが国の国情からすれば、現代農業の発展は最終的に次の三方面の向上を実現する。一は農業の水利化、機械化、情報化のレベルを高める。二は土地の産出率、資源の利用率、労働生産性を高める。三は農業に従事する人の資質、農業の効益、農業の競争力を高める。
「北京週報日本語版」2007年3月8日
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