3日開かれた政治協商会議全国委員会(全国政協)第10期第5回会議で、賈慶林主席は常務委員会を代表して活動報告を行った。今年の活動方針については、北部湾経済区の開発と建設を重点にする考えを示した。
この中で、賈慶林主席は「北部湾経済区の開発と建設を加速するとともに、経済協力と発展の推進をテーマに商談会を開く。またマクロ調整を強化・改善し、経済構造を調整し、成長方式を転換するとともに、エネルギーの節約と環境保全を強化し、改革開放と自主的革新を推進し、社会発展の促進し、民生の問題を解決するために調査・検討するほか、委員を組織して視察も行う」との方針を示した。
北部湾経済区は広西チワン自治区の北海、欽州、防城港の3市と南寧市が管轄する行政区域を主体に構成される。面積は4万2500平方メートル、海域面積は12万9300平方キロ。中国で最初に対外開放された重点地区で、中国の開放・開発戦略で重要な地位を占める。同経済区は中国西南部に位置し、東南アジアに近く、東は珠江デルタと接し、中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易区、珠江デルタ経済圏、大西南経済圏の中心にある。西南部で唯一、海に面した国境線のある地区で、豊富な自然資源に恵まれ、交通も至便。
「北京週報日本語版」2007年3月5日
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