元国家食品薬品監督管理局局長の鄭筱萸がゆゆしい職務上の過失と汚職を犯し、職権で私利を謀る事件が白日のもとに晒された後、人々にいかにして官の権力による役得の現象を根絶するかの問題を今一度考えさせることになった。
腐敗反対は、ずっとここ数年の「両大会」のホットな話題であり、今年の「両大会」も例外ではあり得ないだろう。新華ネットと人民ネットの2007年の「両大会」のホットな問題についての調査掲示の上に、「腐敗反対・清廉潔白提唱」が第1位に置かれている。
今年の「両大会」の期間に、代表・委員たちがいかにして政府の機能を転換し、制度整備を強化し、権力の行使を監督し、商業の賄賂を厳しく取り締まり、権力と金銭の取引を禁止し、予算の透明度を強め、公金による消費をコントロールし、人々の生活の苦しみに関心を寄せ、医療・教育の腐敗問題を解決するかなどをめぐって、自分たちの洞察力に富む見解を提出することになるはずである。
「北京週報日本語版」 2007年3月3日
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