2006年に、中国は西部地域の農村の義務教育段階の生徒の授業料と雑費を全部免除し、約4900万人の中・小学生が受益者となり、小学生1人あたり140元の負担が軽減され、中学生は180元の負担が軽減された。西部地域の多くの中途退学した子供が再び学校に戻った。
しかし、教育資源がアンバランスである問題は依然として多くの父兄を困らせている。1本の道路しか隔てていないのに、重点学校と普通の学校の教師、設備、校舎には雲泥の差がある。同様に義務教育の段階にある児童であるが、家計の状況が異なるため、異なる人生のスタート・ラインに置かれている。
やたらに料金をとり、学校選択費を徴収し、進学率を一方的に追求する……教育分野の多くの問題は長期にわたって社会各界の非難を受けているとはいえ、別に根本的に解決されていない。今年の「両大会」で、教育の公平がやはり代表・委員たちが重点的に考え、討論する問題となろう。
「北京週報日本語版」 2007年3月3日
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