全国人民代表大会常務委員会に上呈され、常務委の7回の審議を経た物権法草案を審議することは、今年の全国人民代表会議の重要な議事日程の1つである。
いかにして社会主義の基本的な経済制度を堅持するのか?いかにして国、集団と個人の物権を平等に保護するのか?いかにして国有資産の流失を防ぐのか?土地徴用のための立ち退きに対しいかにして合理的に補償を行うのか?国民の住居の土地使用権が期限満了してからはどうするのか?団地の駐車スペースはいったい誰の所有となるのか?物権に関する立法は国の基本的な経済制度ばかりか、人びとの切実な利益にもかかわるものであると言え、社会ではきわめて高い関心を集めている。
この点を考えて、いかにして物権法草案をさらに手直しし、それを完全なものにし、中国の特色をもつ社会主義の物権制度を確立するかは、必ず今年の「両大会」のホットな話題の1つとなるに違いない。
「北京週報日本語版」 2007年3月3日
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