外交部(外務省)の華春瑩報道官は1日の定例記者会見で、日本外務省の2015年版外交青書案に関する質問に「日本側は侵略の歴史を正しく認識し、扱い、実際の行動によってアジア近隣国と国際社会の信頼を得るべきだ。釣魚島(日本名・尖閣諸島)問題で一方的な行動によってもめ事を引き起こし、現状を変更しているのはまさに日本自身だ」と表明した。
――日本外務省の2015年版外交青書案は「第2次大戦の深い反省」を盛り込み、「中国は海を隔てた隣国であり、両国関係は切っても切れない」とした。また、中国公船の釣魚島領海への進入に言及し、中国側は「一方的な現状変更」を試みているとした。これについてコメントは。
中国側は中日間の4つの基本文書を基礎に、「歴史を鑑として、未来に向かう」精神に基づき中日の戦略的互恵関係を推進することを一貫して主張している。歴史問題は中日関係の政治的な基礎に関わる。われわれは日本側に対して、侵略の歴史を正しく認識し、扱い、実際の行動によってアジア近隣国と国際社会の信頼を得るよう一貫して促している。
(釣魚島問題について)この問題の是非曲直は明らかだ。一方的な行動によってもめ事を引き起こし、現状を変更しているのは他ならぬ日本自身だ。中国側は中国の釣魚島の領土主権を断固として守ると同時に、対話と協議を通じた釣魚島問題の適切な管理・コントロールおよび解決に一貫して尽力している。日本側が歴史と現実を直視し、この問題の適切な解決のために建設的努力を払うことを希望する。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年4月2日 |