中国外交部(外務省)の洪磊報道官は14日「中国側は不法移民の取締り問題で国際社会との緊密な協力を望んでいる」と表明した。
「中国ウイグル族のシリアやイラクへの不法出国を手助けした容疑で中国側がトルコ人10人を逮捕したとの報道について、確認をいただきたい。中国側はトルコ側に申し入れを行ったか」との記者の質問に、洪報道官は「われわれは報道に留意している。不法移民活動の取締りは国際社会共通の願いであり、中国政府の一貫した立場、主張でもある。われわれは不法移民の取締り問題で国際社会との緊密な協力を望んでいる」と表明した。
「これらトルコ人がすでに勾留されていることを認めるか」との質問には「報道で詳しい状況が明かされており、私が新たに補足することはない」と答えた。
報道によると、上海市公安局は関係当局と共に昨年11月、中国のテロ関係者が偽造したトルコのパスポートを使用して不法出国するのをトルコ人が手助けした事件を摘発。偽造したトルコのパスポートを使用して不法出国しようとしていた新疆ウイグル族の犯罪容疑者9人と、不法出国を手助けした中国籍の犯罪容疑者2人、偽造したトルコのパスポートを提供し、不法出国を手助けしたトルコ国籍の犯罪容疑者10人を逮捕した。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年1月15日 |