中国外務省の華春瑩報道官は12日、北京で定例記者会見を行い、「香港の公務は完全に中国の内政に属しており、いかなる外国による干渉も指図も許さない」との立場を表明しました。

中国国務院報道弁公室は10日、「香港特別行政区における『一国二制度』の実践」白書を発表しました。メディアによりますと、アメリカ国務院と香港のイギリス領事館はそれぞれ、これについて立場を表明しました。

それをうけて、華春瑩報道官は、そういった報道に対して注視しているとした上で、「祖国に返還されて以後、香港は繁栄、安定、発展の状態を維持しており、『一国二制度』の香港特別行政区での実践は成功を収めていると同時に、新しい問題も出てきている。中国政府が発表した白書は、中央政府が一貫して堅持する基本方針と政策を全面的に説明しており、それぞれの『一国二制度』と基本法に対する更なる理解にとって有利である」と述べました。

「中国国際放送局」2014年6月12日