外交部の洪磊報道官は30日に定例記者会見を行い、記者からの質問に答えた。

記者：このたびのブリックス（BRICS＝ブラジル、 ロシア、インド、中国、南アフリカ）首脳会議の成果について、中国側の評価は？

洪磊報道官：ブリックス首脳会議は29日にニューデリーで閉幕した。今会議でもブリックスのパートナーシップ精神が再び体現され、対外に団結・協力・ウィンウィンと言う積極的なシグナルが発せられ、各国の協力に向けて重要な進展が得られ、会議は成功を収めた。

会議ではまず第1に、世界経済ガバナンスの推進をめぐり、各国が共通認識に達した。次に、グローバル発展における問題の解決に向け、重要な成果を得た。第3に、各分野におけるブリックスの実務的協力の面で新たな進展を得た。第4に、各国が共に関心を持つ国際的・地域的問題について重要な共通認識に達した。

今会議では、ブリックス諸国の協力が平和・発展・協力という時代の流れに合致するものであり、世界経済のバランス促進、国際関係の合理化、より効果的なグローバル・ガバナンス、世界の平和維持に役立つということがあらためて示された。

中国は、ブリックスの協力が引き続きより高いレベルへと発展し、世界経済の成長、世界経済ガバナンスの完備、多国間主義の強化、国際関係の民主化などの面で建設的な役割を果たすことを信じている。我々はブリックスの発展と協力に対して強い自信を持っている。（編集SN）

「人民網日本語版」2012年3月31日