▽中韓FTA:早くて来年下半期に発効へ
王部長補佐は中韓FTAについて、「我々は今後、韓国側といくつかの技術的な問題について協議を行い、年内にFTAの全ての交渉を終わらせるよう努力する。全て順調に行けば、来年上半期に本調印を行い、下半期に発効する見込みだ」とした。
中国は世界最大の貨物貿易国であり、韓国は9位だ。中韓の2国間貿易額は2740億ドルに達している。中韓FTAは中国がこれまでに締結した中で、貿易額が最大、総合レベルが最高のFTAとなる。「税目の90%、貿易額の85%」がゼロ関税となり、貨物貿易の自由化レベルは非常に高い。
王部長補佐によると、中韓FTAの交渉では以下の3つの「初めて」を実現したという。
(1)初めて参入前内国民待遇とネガティブリスト方式に基づいてサービス貿易・投資交渉を展開した。
(2)FTA交渉で初めて電子商取引と地方間の協力内容について言及された。
(3)金融サービス、電気通信サービスについて、初めて単独の章が設けられた。
韓国は中国にとって4番目の輸出先国だ。一方、韓国が輸出する貨物のうち、26%は中国市場で販売されている。王部長補佐は「中韓FTAにより、双方の融合と、より大きな市場の形成が促され、バリューチェーンが構築され、より効果的で明確な分業と、双方の利益のバランス化が実現し、双方の市場競争力が高まるだろう」との見方を示す。(編集SN)
「人民網日本語版」2014年11月18日 |