中国南方航空の上海支社がこのほど正式に発足し、南方航空の21番目の支社になった。この動きは南方航空が長江デルタ地域での発展で踏み出した戦略的な歩みであり、同地域の航空旅客・貨物輸送により多くの選択肢をもたらすことになる。昨年は上海の2つの空港(虹橋空港、浦東空港)の旅客取扱量がのべ8279万人に達して国内2位となり、貨物取扱量は335万トンで世界3位となった。南方航空は国内最大の航空会社であり、2013年には上海地区で定期便約5万3千便を運営し、一日あたり140便以上を運営したことになる。支社の設立によって、上海地区での輸送力の投入やサービスにより強い保障が与えられることになる。ボーイングの新機種「737-800」3機を新たに導入する計画は今月中に実施され、上海と武漢、昆明、広州、深センなど各地とを結ぶ定期便に投入される見込みだ。今後は上海地区で国内線・国際線ともにより多くの便を運営し、中南部、東北部、西南部といった重点市場と上海とを結ぶ路線の密度を高めたい考えだ。南方航空によると、上海は貨物輸送機の経営において最も主要な拠点であり、上海での「国内に波及し、海外につながる」重要貨物輸送ターミナルの建設に力を入れるという。南方航空は現在、上海地区で貨物専用機としてボーイングの「777」を6機投入し、上海とアムステルダム、フランクフルト、ウィーン、シカゴなど7都市とを結ぶ貨物路線を運営しており、これは中国と欧米地域とを結ぶ貨物輸送の空の架け橋になっている。人民日報が伝えた。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年6月23日
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