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北京週報>>経済  
人民元下落で航空会社業績悪化 今年第1四半期は南航、東航ともに赤字

中国東方航空、中国南方航空、海南航空の2014年第1四半期(1-3月)の業績が29日に明らかになった。うち、南方航空は3億600万元(約49億9392万円)の赤字、東方航空は2億500万元(約33億4560万円)の赤字となり、海南航空は純利益が12%減少した。これ以前にも、中国国際航空(エアチャイナ)は純利益が55-65%減少すると発表していた。アナリストによると、人民元相場の下落により、財務費用が大幅にかさんだことが各航空会社の業績が悪化した主な要因の1つであるという。このほか、航空業界の主要業務の不振も今回の業績悪化を招いた大きな原因の1つとなっている。新京報が伝えた。

■人民元相場の下落 航空会社の業績悪化

四大航空会社の売上高は軒並み増加しているものの、為替相場の下落により財務費用が大幅に増加し、純利益がひどく落ち込んだ。財務報告によると、今年の第1四半期(1-3月)、南方航空は黒字から赤字に転じ、人民元の為替相場下落に伴う損失により、財務費用が前年同季比約150倍増に膨れ上がった。東方航空も昨年より赤字が拡大し、財務費用は前年同季比で約6倍増となった。中国国際航空や海南航空は純利益が大幅に減少した。

航空会社の業績の悪化は、今年に入って人民元の為替相場の下落が続いていることによる。今年第1四半期(1-3月)における人民元対米ドルの為替レートは前年季比2.6%以上下落している。

機体購入などの必要性から、航空会社は常に大量の米ドル負債を抱えている。このため、人民元の為替レートの変化は業績に大きく影響する。これは、人民元が上昇した際には、換算される人民元の債務が減少することを示す。

概算によると、人民元対米ドルの為替レートが1%上昇した場合、航空会社は数億元(数十億円)の為替収益を得る。その反対で、人民元が下落した場合、航空会社には回避できない膨大な額の為替損益がもたらされることになる。

■収益構造の転換で収益を増加させる

人民元の為替レートという要素のほかに、航空業界の主要業務の不振や競合の激化なども航空会社の業績悪化をもたらした要素の1つとなっている。

今年に入り、中国経済の全体的な落ち込みなどの要因から、航空券価格の単価が高まらない状況が続いている。同時に、新たな航空会社が相次いで市場に参入したことで、競合が激化し、既存の航空会社が受ける重圧も増している。

航空専門家は、次のように指摘している。

為替損益は金融方式を通じて調整できるが、影響そのものは免れない。また、航空会社は収益構造の変換を通して、より多くの収益を獲得しなければならない。

乗客に全面的サービスを提供する既存の航空会社は、コストが高くつく上、1、2線都市に集中した市場は飽和状態となっている。現時点では、2、3線都市を結ぶ航空市場および低コスト運営の航空市場はまだ発展段階にあり、開拓する余地も大きく残っている。しかし、国有企業の3大航空会社は現段階で大規模な地方路線の開拓や低コスト運営に向けた行動は取っていない。(編集MZ)

「人民網日本語版」2014年5月4日

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