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北京週報>>経済  
中国自動車業の「規模の困惑」

好況の市場を前に、多くの自動車メーカーは2014年も引き続き明るい展望を抱いている。トヨタや広汽ホンダ、長安マツダなどを含む中国の自動車メーカーはいずれも今年の販売増加スピードの目標を2桁以上に設定しており、トヨタは2014年に中国で110万台を販売、長安マツダは10万台を販売する計画だ。

中国自動車工業協会は、今年の中国自動車販売台数の成長を8%―10%と予測。そのうちSUV、MVPなどの車種は業界全体の成長スピードを上回ると予測している。また、新エネルギー自動車の生産・販売が2014年には一定の成長をみせるとしている。

業界の専門家によると、世界の自動車業は米国と新興国以外、発展の将来性は楽観視できないと語る。疲弊を続ける欧州市場ではフィアットやオペルといった自動車メーカーが引き続き苦しい経営状態に直面しているのに対し、好調な中国の自動車年間販売台数は自動車業に引き続き邁進するための希望を見せている。

中国の自動車市場はグローバルな自動車業回復をリードするエンジンとなっている。高級車のベンツやBMW、アウディのみならず、販売台数と利益が急成長しているVWもその業績の多くは中国市場の貢献によるものだ。

しかし、自動車業は規模を拡大すると同時に、主要都市での購入制限や走行制限、煙霧、交通渋滞、エネルギー危機といった問題にも直面している。加速を続ける都市化が野心溢れる自動車業により大きな市場を提供できるかどうかは、疑問が残るところだ。

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