米国・EU・日本が中国産レアアース、タングステン、モリブデンの関連商品の輸出管理措置を巡り共同提訴した件で、世界貿易機関(WTO)はジュネーブ時間3月26日、中国の輸出管理措置が規定に反すると認定した紛争処理小委員会の報告書を発表した。中国商務部(省)条約法律司の担当者は本件について遺憾の意を表し、「中国は現在、紛争処理小委員会の報告書を調べており、WTOの紛争解決手続きに基づき今後の業務を手配する」と述べた。人民日報が伝えた。
同担当者は、「日増しに深刻化する資源・環境圧力に直面し、中国政府は近年になり高汚染・高消耗・資源消耗性の商品に対する総合管理を強化している。これは中国が自然資源および環境を保護するために必要な措置であり、世界の持続可能な発展の維持に対する重要な努力でもある」と説明した。
これらの管理措置はWTOの提唱する持続可能な発展の目標に合致しており、資源・環境・人類の調和的な発展の促進に適している。中国は今後もWTOの規則を遵守し、資源類商品の管理を強化し、公平な競争を確保していく。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月27日 |