春節(旧正月。今年は1月31日)に合わせて、1月31日から2月6日までが7連休となった中国。初出勤日となった7日、多くの人が春節期間中の出費を計算しては悲鳴を上げている。多くの人にとって、「一家団欒」の楽しい一時となるはずの春節が、「大きな負担」になっているのだ。専門家は、重要なのは「一家団欒」であって、お金やメンツのためにストレスを抱え「負担」を感じることがあってはならないと警笛を鳴らしている。中国新聞網が報じた。
春節には最低17万円必要?
交通費にお年玉、新年の贈り物、友人との食事……。これらの出費に、既婚者らは悲鳴を上げている。
山東省淄博市に住む王さんは、「特に私たちのような既婚者は、春節の時期になると出費がかさむ。今年は、両方の両親に祝儀2000元(約3万4000円)を渡し、お年玉が300元(約5100円)。贈り物に2000-3000元(約5万1000円)、交通費に約300元。友人との食事に500-1000元(約8500-17000円)。全部で約1万元(約17万円)使った」と語る。
また、「物価の上昇ほど、給料があがらない。春節だけで、私と夫の1カ月の給料を全部使ってしまった」と嘆いている。
取材に対して、多くの人が春節には最低1万元必要との見方を示した。また、ある9963人を対象に実施されたオンライン調査でも、回答者の14.3%が春節に「1万元-2万元(約34万円)」、7.3%が「2万元以上」、38.0%が「1000-5000元(約8万5千円)」、26.4%が「5000-1万元」必要と答えている。
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