オンライン消費の急成長が、今年の北京消費市場の一大注目点となった。2013年度(第7回)北京商業ハイエンドフォーラムは昨日、「2013年北京商業発展青書」を発表した。同青書によると、今年1−10月の全市オンライン売上高が、初めて伝統的な百貨店を上回った。京華時報が伝えた。
北京市商務委員会主任の盧彦氏は、「2013年、北京の消費市場規模は拡大を続けた。市の消費市場は前年の数値が高かったこともあり、全体的に見て安定的運営を維持したが、さまざまな要素による影響を受け、増加率がやや低下した」と指摘した。今年1−10月の全市の社会消費財小売総額は前年同期比8.9%増の6814億元で、増加率が2.7ポイント低下した。各月の小売総額の増加率を見ると、1、2、4、10月の増加率が2桁以上に達したほか、その他の月は1桁台となった。しかし市場の安定成長の流れは、理性的な動きによるものだ。
盧氏は、「今年の第1−3四半期に、北京のオンライン売上高が初めて伝統的な百貨店を上回り、北京の消費成長の主力軍になった。今年1−10月の北京市の一定規模以上卸売・小売企業のオンライン売上高は44.9%増の716億6000万元に達し、全市の社会消費財小売総額の10.5%を占め、伝統的な百貨店を追い抜き、全市の社会消費財小売総額の成長率を3.6ポイント引き上げた」と説明した。
ECの衝撃を受け、百貨店は変革の岐路に立たされている。同フォーラムで発表されたデータによると、2012年の81社の中・大型百貨店企業の売上高は8.92%増の2282億7000万元となり、2011年の16.5%という通年の増加率を大幅に下回った。
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