世界規模の通販・オークション会社eBayがこのほど「大中華エリア国境を越えた電子商取引小売・輸出産業地図」の中で明らかにしたところによると、香港の国境を越えた電子商取引(eコマース)による小売・輸出の取引量は中国エリアで2位になり、製造業の盛んな広東省に続いたという。「国際金融報」が伝えた。
中国エリアの国境を越えたeコマース小売・輸出額の上位8カ所は、上から順に広東、香港、上海、浙江、北京、台湾、江蘇、福建。このうち福建の増加率は76.1%、浙江は56.1%、江蘇は52.0%に達し、発展ペースが最も速い対外輸出センターになった。
eBay大中華エリア香港業務発展部門の梁皚貝総経理によると、中国エリアのeコマース小売・輸出産業の競争は激しく、香港が2位に躍進したことをうれしく思う。これは香港のバイヤーが消費者によりよい消費体験を提供しようと改善を続け、より多くの輸出市場を積極的に開拓したことによるものだという。
eBay大中華エリアのバイヤーのうち、香港のバイヤーは最も早くから「海外に倉庫を建て、現地で商品を発送する」という考え方を取り入れてきた。また独自ブランドの開発、倉庫建設による貨物輸送の迅速化、新興市場の開拓などを積極的に進め、国境を越えたeコマース小売・輸出産業を全面的成長と専門的発展という新たな段階に押し出してきた。
香港バイヤーの小売・輸出の目的地の中で、米国、英国、オーストラリア、ドイツなどの伝統的な市場が引き続き主要な地位を占めている。15大輸出目的地のうち、成長が最も速いのはアルゼンチン、イスラエル、ノルウェーで、中でもアルゼンチンは増加率が81.4%に達する。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年12月16日
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