中国商務部(商務省)の高虎城部長はこのほど、消費拡大に関して記者に回答した際に、「中国人の海外における高級ブランド品消費が近年激増している。これはさまざまな要因による結果だ。中国は免税店および海外ショッピング税還付の試行などの政策措置を拡大し、国内外の価格差を縮小し、消費者の呼び戻しを促すべきだ」と表明した。人民網が伝えた。
高部長は、「中国人の海外における高級ブランド品の消費が激増しているが、これは価格差と大きく関連している他に、海外旅行者の急増、高級ブランドの価格設定、国内の小売体制の不備、中国ブランドの競争力、消費心理などの各要因と関連している」と指摘した。
高部長は、「長いスパンで見ると、高級品の消費需要を満たし、高級ブランド市場の発展を促すためには、次の4つの面から取り組みを進めるべきだ」と述べた。
(1)ブランド育成・発展。高級ブランドの輸入を適度に拡大し、供給を増加することで、市場の十分な競争を促す。
(2)販売網の建設を強化し、公平な競争を促す。アウトレット、ブランド安売り店、ブランドチェーン店、オンラインブランド店などの新業態の発展を促し、自主販売のプラットフォームの発展を推進する。海外高級ブランドとの提携と交流を強化し、その合理的な価格設定、地域内の資源配置の改善、種類・規格の豊富化を促し、市場の需要を満たす。関連部門と共同で監督管理を強化し、市場の秩序を維持する。
(3)正しい消費観を形成し、合理的な消費を促す。
(4)税制の改善を検討し、免税店および海外ショッピング税還付の試行などの政策措置を拡大し、国内外の価格差を絶えず縮小し、消費者の呼び戻しを促す。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月10日 |