トヨタが中国市場向けに開発した3車種、「ヴィオス」のニューモデル車、「ヤリスL致◆」(ヤリスは日本名「ヴィッツ」)のニューモデル車、幅広い年代向けの6人乗りコンセプトカー「FT-HT悦佳」は、中国トヨタの現地戦略における商品ラインナップ面での大きな進展であり、2013年広州モーターショーのわくわくするような話題の中心だ。
今回のモーターショーでトヨタのブースは選りすぐりの小型車を中心にデザインされている。若々しい色合いと息吹に満ちたヴィオスとヤリスL致◆が8台ずらりと並び、心躍らせる楽しい演出の中心になっている。この2車種は中国市場向けに特別に開発された小型車で、性能、燃費、外観デザイン、ボディカラー、内装、サイズなどを全面的にバージョンアップさせており、発売されるや市場で大評判になった。
よりたくさんの若い人の夢を叶えるため、トヨタはこれまでのような海外で成熟した車種を導入するというやり方を改めた。市場やユーザーに対する調査研究を大量に行い、一線都市から三線都市、四線都市まで、南方から北方まで、沿海部から内陸部まで、50を超える都市で100万人以上のユーザーに需要や嗜好を尋ねて回答を分析し、中国の若い消費者向けにこの2車種を開発した。この2車種は入門クラスの製品だが、市場競争が激しい小型車にはトヨタの品質やサービスなどでの高い実力が反映されており、より多くの中国のユーザーの、特に初めて車を買う若い消費者達の「自分専用の理想のクルマ」の夢を叶えるため、トヨタは自動車メーカーとして小型車分野で努力を重ねてきた。またこの2車種の導入に合わせ、トヨタは10月にトヨタブランドと若い消費者のオンライン交流プラットフォーム「T-PARK」プロジェクトをスタートし、新しいブランドコンセプトで消費者との交流をはかっている。
トヨタはこれまでずっと全方位的な研究開発を進め、省エネ・新エネルギー技術を推進してきた自動車メーカーであり、これに加えて豊富な製品ラインナップも備えている。これには、一汽トヨタと広汽トヨタがそれぞれ研究開発した独自ブランドの電気自動車(EV)のコンセプトカー、小型EVコンセプトカーの「FT-EV3」、プラグインハイブリッドコンセプトカーの「NS4」、中国専用ハイブリッドコンセプトカーの「雲動双擎2」(ユンドンショワンチン2)、普及型ハイブリッドカーの「プリウス」と「カムリハイブリッド」などが含まれる。この豊富なラインナップから、トヨタの省エネ・新エネルギー技術をめぐる高い実力と普及に向けた決意がありありとうかがえる。(編集KS)
*◆は火へんに玄
「人民網日本語版」2013年11月29日
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