奇しくも、広州モーターショー、東京モーターショー、ロサンゼルスモーターショーの中・日・米モーターショーが、21日を皮切りに先週、ほぼ同時期に開催された。ロサンゼルスモーターショーではカスタムカーと異業種コラボカーが人々の視線を奪い、広州モーターショーでは新エネルギー車が目玉として注目を浴びたのに対し、東京モーターショーへの注目度は低下し、出展企業数も広州モーターショーの5分の1にまで減少した。環球時報が伝えた。

■広州モーターショー、新エネルギー車が大きな注目を浴びる

24日から一般公開された広州モーターショーは、業界関係者向けの22日、23日の2日間の入場者数が計14万人に達し、文字通りの大盛況となった。2013年広州モーターショーに出展された車両は総計915台に上り、そのうち世界初公開の車両が30台（海外企業の10台を含む）と新記録を創った。

広州モーターショーでは、新エネルギー車が目玉となった。海外メーカー、中国メーカー、中外合弁メーカーなどがそれぞれ新エネルギー車を発表した。

自動車専門ニュースサイト「盖世汽車網」の呉碩成編集長は24日、インタビューに応え、「今年の広州モーターショーに出展された新車の数はさらに増加し、企業の戦略的意義を感じさせる重要なモーターショーとなった。しかし、歴史が浅いため、広州モーターショーは、まだ市場の動向を読むバローメーターとはなっていない」と指摘する。中国自動車流通協会の賈新光理事は、「広州モーターショーは華南市場の地方性を反映した商業的なモーターショーだ。華南地域は改革開放政策が比較的早く実施された富裕地域であり、自動車所有率も比較的高い。広州市の半分以上の家庭が自家用車を所持しており、さらに新車の買い替え時期を迎え、高級車ブームが高まっている」と語る。