2013年広汽トヨタ広州マラソン大会が、今月23日に広州市で実施される。それに先立つ記者会見から得た情報によると、広汽トヨタは同大会の筆頭スポンサーであるほか、自社の人気車種を大会の指定車として提供する。そのうち広州モーターショーでの発売を控えている新型ヤリス(ヴィッツの海外モデル)「ヤリス L 致◆」が、同大会の中継車となり、発売・マーケティングの序幕を開く。人民網が伝えた。
◆新型ヤリス、若者市場を攻略
主催者側の情報によると、同大会には世界各地の約2万人のマラソン愛好家が参加する。同大会の指定車として、広汽トヨタの人気車種「カムリ・ハイブリッド」、大型コンパクトカー「ヤリス L 致◆」、高級都市型SUV「ハイランダー」も同大会に参加し、選手を応援しルートを案内する。
センスと活力にあふれることで知られる広州マラソンは、多くの若者の参加者を引きつけている。彼らはジョギングを一つのライフスタイル、自分を示す舞台としている。広汽トヨタはこれを契機とし、大型コンパクトカーの「ヤリス L 致◆」に、中継車という重要な役割を担わせた。
「ヤリス L 致◆」は今どきの若者が好むスポーティーな外観、カラフルな色彩、幅広い空間、フレキシブルな操作性を持ち、青春の活力と個性を示している。その「若者が購入でき、上手に使用できる、初のマイカーの夢を実現」という位置付けは、夢を抱く若者と若い世帯の勇敢な前進を励ます。
広汽トヨタの鄭衡総経理は、「ヤリス L 致◆はトヨタが80・90年代生まれの若者のために製造した車種で、彼らが購入でき、上手に使用できる初のマイカーになることを目標としている。当社はこのようなマーケティングにより、中国の若者に理解してもらい共鳴を呼び起こすことのできる、生活理念を伝える」と語った。
◆コンパクトカーの販売を40%に
SUVが幅を利かせる中国市場で、広汽トヨタは流れに逆らいコンパクトカー戦略を再始動することを決定した。「ヤリス L 致◆」は今月の広州モーターショーで発売される予定で、業界内から注目を集めている。
広汽トヨタが発表したコンパクトカー戦略によると、2015年までにコンパクトカーの販売を全体的な販売台数の40%に引き上げることを目指し、毎年1-2の新車種を導入していく。広汽トヨタのコンパクトカー戦略のスタートを切る、「ヤリス L 致◆」の担う重要な使命は言わずと知れたものだ。「ヤリス L 致◆」という名称からも、トヨタが2008年より中国販売を開始した世界のフラッグシップカー「ヤリス」であることが分かる。旧型と比べ、「ヤリス L 致◆」はボディとホイールベースが長くなり、エンジンも1300cc版と1500cc版が搭載される。
広汽トヨタ内部からの情報によると、同社は「若返り路線」の継続を決定しており、小型SUVの導入を検討している。同社が現在発表しているコンパクトカーは「ヤリス L 致◆」のみだが、将来的に毎年1つの新車種を発売する。2015年までにコンパクトカーが40%以上の販売を占めるという目標を実現するため、コンパクトカーがますます重視されることになる。同社は「ヤリス L 致◆」の発売前から、80・90年代生まれの消費者を引きつけるため、さまざまな革新的なマーケティングを開始している。(編集YF)
*◆は火へんに玄
「人民網日本語版」2013年11月11日
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