資産調査会社Wealth-XとUBSは香港で11月6日、2013年世界億万長者人口調査報告を発表した。報告によると、中国大陸部の億万長者数は2位に、香港は7位になった。中国新聞網が伝えた。
同報告は2013年現在の、世界の個人純資産総額が10億ドル以上に達する長者(上場企業・個人企業の株式、個人産業もしくはその他の個人投資を含む)を対象とした。世界の億万長者の数は増え続けており、統計データによると、2013年度の世界億万長者数は2710人に達し、その資産総額が6兆5000億ドルとなった。2012年7月から2013年6月にかけて、世界の億万長者数が0.5%増に、資産総額が5.3%増になった。
中でもアジア地域の億万長者数の増加率は最も高く、前年同期比3.7%増の508人に達し、資産総額は13%増となった。同報告は、このペースで増加を続ければ、アジアの億万長者数は5年内に北米を抜くと予想した。
UBSアジア太平洋地域担当者の尹致源氏は、「アジアの大部分の億万長者は、一代で一家の財を築いた人、もしくはその二代目だ。彼らが現在注目しているのはベンチャーキャピタルや医療などの業界で、財産相続の問題を最も気にかけている」と指摘した。
同報告は中国大陸部と香港の億万長者に関するデータを詳細に分析した。2013年の中国大陸部の億万長者数は米国に次ぐ2位で、前年比10人増の157人に達した。中国大陸部の億万長者の資産総額は、1.1%増の3840億ドルに達した。同報告は、産業界・不動産業界が、中国大陸部の億万長者が最も集中した業界だと指摘した。
香港の億万長者数は2013年に7位の75人(2.7%増)に達し、資産総額は2240億ドル(7.2%増)となった。香港で生まれ育った生粋の香港人は25%のみで、6割以上の億万長者の出身地は中国大陸部だ。
また報告によると、中国大陸部の89%の億万長者は裸一貫から財を築いており、世界一の比率に達した。香港は20%のみで、世界最低の比率となった。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年11月7日
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