入口を広げた後は、管理を厳格にすることが必要だ。同試験区では事前審査の重視ではなく、進行中と事後の監督管理を重視する方針を取り、次の5点をしっかり実行する。(1)投資主体への告知承諾では、投資する側の法人代表が登録と承諾の内容に責任をもつ(2)登録情報をインターネットで公示し、社会や関連部門の監督を受ける(3)情報の交換・共有の監督管理では、商務部(商務省)のブラックリストシステムに基づいて登録主体の資格をリアルタイムで照会する(4)登録機関を定期的にチェックし、実際の情況と承諾の内容とが一致していないことがわかれば、法律に基づいて関連の企業や個人の責任を追及する(5)投資プロジェクトや投資企業が安全審査や反独占審査で合格とされる範囲にある場合は、速やかに関連の審査メカニズムを発動する、の5点だ。
入口を広くすれば市場の主導的な役割を発揮させることができ、管理を厳格にするには政府が公平で公正なビジネス環境を提供し、保障することが必要になる。同試験区管理委員会の責任者によると、同試験区はこれから政府と企業との契約関係の構築をさらに進める方針だ。同委は国際的に通用するルールに基づき、中国の国情を踏まえて模索を続け、各種の管理措置を不断に改善し、企業が法律に基づいた経営や規範化された経営を行うよう積極的に誘導していくという。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年11月1日 |