全国工商業連合会副主席、北京大学国家発展研究院名誉院長の林毅夫氏は13日、欧米学同学会100周年北京フォーラムで「中国経済がハードランディングすることはない。第4四半期に底打ちして回復し、今年は7.5-8%の成長を維持する。回復の緩慢な先進国と比べ、中国経済のみが良好だ」と指摘した。経済参考報が伝えた。
林氏は「中国経済は今年または今後一定期間内にハードランディングするとの中国経済衰退論が近年国際的に多く聞かれる。こうした見解が出ているのは、2010年以降13四半期連続で中国経済が減速したためだ。だが中国経済減速の原因は多方面にわたり、中国の体制・制度問題をその主要原因と見なすことはできない。われわれと同様の発展程度にある国々も同一の発展時期に大幅に下落しており、しかもその下げ幅は中国よりも大きい。ブラジルのGDP成長率は2010年は7.8%だったが2011年には2.7%、2012年には0.9%となった。インドは2010年は10.9%だったが、2011年は6.3%、2012年は2.8%となった」と指摘。
「中国経済の減速は国際経済がまだ回復せず、中国経済のトロイカの1つである輸出の伸びが緩慢なためだ。また、2008年の世界金融危機の際に政府の講じた一連の反循環的措置が4-5年の消化を経て、一部の投資事業が完了または完了間近となり、投資の伸びが減速している。こうした状況の中、成長は消費に頼る他なく、経済成長は確保のしようがない」と説明した。
林氏はさらに「政府は一連の必要な反循環的措置を講じた。このため今年第3四半期、第4四半期に経済は底打ちして回復する。7.5-8%のGDP成長率を維持することは完全にありうる」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年10月14日
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