世界第2の経済大国が経済の衰退局面入りを逃れたかもしれない――。2日付のロイター通信のこの楽観的な論評が多くのメディアで報道された。HSBCが同日発表した8月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)は50.1となり、7月の47.7から上昇、中国製造業が相対的に安定に向かっていることがわかった。経済学者は楽観的なデータに歓喜。これは過去14四半期のうち12四半期冷え込んだ中国経済がようやく落ち着いたということだ。これを受けて、中国、日本、豪州などの2日の株価が値上がりした。
中国政府が1日発表したPMIデータは前月比0.7ポイント増の51.0まで大幅に上昇。中国政府のデータは一定規模の国有企業が対象で、HSBCのデータは中小企業が対象のため「草の根PMI」と呼ばれる。「これは最も新しい兆しで、世界第2の経済大国の苦しく長い経済低迷傾向が落ち着く可能性がある」とAP通信社は伝えた。米CNNは「中国の工場はすでに落胆から元気を取り戻した」と報じた。
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