ホンダの高級ブランド「アキュラ」が4月、3年内に中国生産を実現すると発表すると、ホンダの中国における合弁パートナーの東風集団と広汽集団は、アキュラ獲得に向け全力を尽くした。ホンダの中国法人は18日、アキュラの中国生産を広汽ホンダに委ねると発表した。京華時報が伝えた。
広汽ホンダを選択したことは、アキュラの中国生産でホンダが東風集団との提携を回避したことを意味するが、ホンダ中国法人と東風ホンダはその原因を明らかにしていない。
ホンダ中国法人は18日、同社が7月17日に広汽集団と基本合意書に署名し、2016年より広汽ホンダがアキュラを生産すると発表したが、詳細な情報についてはコメントを控えた。
ホンダ中国法人の内部関係者は記者の取材に応じた際に、「広汽ホンダとアキュラが中国での販売をいかに分担するか、どの工場で生産するかといった提携事項について、双方の株主はさらに議論する必要がある」と語った。広汽ホンダの関係者もまた、「協議は依然として株主レベルで止まっており、合弁会社は生産の具体的な計画について聞き及んでいない」と述べた。
アキュラは中国で販売不振に陥っており、昨年通年の販売台数は2300台のみだった。アキュラは中国生産によりコストと販売価格を引き下げ、販売台数の増加を目指している。アナリストは、「アキュラの中国生産が、今後の高級車市場にどのような影響をもたらすかについては、現時点では判断しかねる」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年7月22日 |