7月8日、「美しき中国・グリーン淅川」対外宣伝活動及び「中国の環境と有機農業」フォーラムが北京の人民大会堂で行われた。
無機肥料と組み合わせて使用
中国における肥料市場の発展について、白由路氏は次のように述べた。「作付け面積の大きい農作物を主とする中国農業に対しては、有機肥料と無機肥料を組み合わせて使用することを提唱すべきだ。中国農業は世界人口の約20%を養うために、高度な開発への道を歩まなければならない。中国人を養うに十分な食糧を提供するために、有機肥料のほか、大量の化学肥料が必要だ」。
白氏はさらに以下のように語った。「多くの人々が化学肥料の使用イコール環境の悪化と考えているが、これは非常に間違ったことだ。化学肥料の使用で農作物の生産高が倍増し、限られた土地でより多くの食糧を提供できるようになった。土地資源不足がある程度緩和されたことで、中国政府は耕地を森林や草原に戻す政策を取ることが可能になり、生態系環境がいっそう改善された。『美しき中国』の建設にも化学肥料は欠かせない。化学肥料使用の過程で発生する副作用は、科学的な施肥を通じて解決することができる」。
また、白由路氏は「有機肥料は農産物の安全性の面では優位性がない。無害化処理をしていない有機肥料を使用した場合、さらに深刻な食品汚染が起こる。有機肥料は必ず無害化処理を施した後、科学的に化学肥料と組み合わせて使用しなければならない」と強調した。
『北京週報日本語版』2013年7月19日 |