本誌記者 繆暁陽
開幕の挨拶をする北京週報社の王剛毅社長(本誌記者 石剛撮影)
来賓に淅川県の自然生態観光を紹介する淅川県委員会の王光玲宣伝部長(左端)
7月8日、中国外文出版発行事業局・北京週報社、河南省南陽市党委員会宣伝部が主催した「美しき中国・グリーン淅川」対外宣伝活動及び「中国の環境と有機農業」フォーラムが北京の人民大会堂で行われた。
南陽市の淅川県は河南省、湖北省、陝西省の結合部に位置し、南水北調中央線プロジェクトの水源地であり、豊かな観光資源を持っている。2014年に南水北調中央線の建設工事が完成すると、丹江の水は遥か1277キロ離れた北京へと流れていく。澄んだ水を北京、天津に送ることを保証するとともに、どのように水源地の観光業を発展させるのか?
淅川県観光局の張道文局長は本誌記者の取材を受けた際、次のように述べた。「ここ数年来、淅川県は南水北調プロジェクトのチャンスを捉え、構想を革新し、美しき水源地の建設を目指し、エコ経済の発展を主軸として水源地エコ経済模範地区を建設し、生態建設、都市建設、工業経済、観光開発を進め、エコツアー発展の道を歩み、、南水北調中央線の自然生態観光ベルト地帯を作り、淅川県の科学的で飛躍的な発展を推進している」。
中国国務院南水北調事務室は2012年12月19日に、「南水北調中央線自然生態文化観光産業ベルト地帯発展計画綱要」を公表した。同綱要によると、水質と工事の安全確保を前提に、丹江ダム、陶岔取水口、黄河横断トンネルなど12の関連施設と周辺の豊かな自然生態文化観光資源を融合し、魅力的なツアーコースと自然生態文化観光産業ベルト地帯を作り出すという。
統計によると、2012年、淅川県は延べ405万5000人の観光客を受け入れ、前期比で28%増の20億2000万元の収益を実現し、観光業税収が5822万元に達した。全県で3万人余りが観光関連の商売を営んでおり、経済的に豊かになっている。
『北京週報日本語版』2013年7月19日 |