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北京週報>>経済  
人民元国際化の歩みがスピードアップ

 

中国は今や世界で最も重要な経済体であり、アジア、欧州、アメリカ大陸、アフリカの各国政府はそれぞれの金融センターに人民元オフショアセンターを設置することを相次いで奨励している。これは中国の貿易の未来にとって極めて重要なことだ。

最新のRGIから確実にわかることは、人民元の国際化が今年はさらに歩みを加速させるだろうということだ。企業を対象としたある調査によると、オフショア人民元業務は激しい勢いで発展している。回答企業は今後数カ月の間に人民元商品をより多く、より広く利用したいとしているほか、手続きの簡素化や審査にかかる時間の短縮を希望するとしている。また回答企業によると、人民元を貿易決済に利用するための主要な動力は、外国為替のリスク管理をよりしっかり行うこと、中国のバイヤーやサプライヤーに接触するためにかかるコストをさらに引き下げ、手続きをより簡便にすることだという。

現在、目覚ましい成果を挙げてはいるものの、人民元国際化の道が引き続き重大な任務であり、まだまだ長い距離を歩かなければならないことには変わりがない。あるデータによると、人民元は世界13位の国際決済通貨であり、世界の国境を越えた支払い総額の0.7%を占めるが、ユーロの37%、米ドルの36%、英ポンドの8.6%、日本円の2.6%に比べると大きな開きがある。

人民元国際化の次の段階では、投資機能の深化が考えられる。最近も、管理部門が香港の適格外国機関投資家(QFII)と人民元適格外国機関投資家(R-QFII)に対する投資限度額を引き上げた。これは人民元国際化推進に向けた重要な措置であり、市場の期待に応えるものだ。特にR-QFIIの範囲拡大は海外に人民元の回流メカニズムを構築し、海外での人民元の吸引力を高める上でプラスになり、中国の資本収支の開放テストにモデルケースを提供するものとなった。人民元の海外進出という長期的な戦略において、R-QEIIの資格が順を追ってほかのグローバル金融センターに進出する可能性がある。そのとき、企業と投資家は金融市場における今世紀最大の変化を迎える準備ができているだろうか。(編集KS)

「人民網日本語版」2013年7月8日

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