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北京週報>>経済  
「資金不足」が金融危機を引き起こすことはない

 

場所を間違えた資金を適切な場所に投入すれば、構造的な「資金不足」の問題を解決することはそれほど困難ではない。ただ資金の配置を調整するためのコストがかかるだけで、銀行預金の安全性に損害を与えることはなく、銀行の倒産ラッシュを引き起こすこともない。

第三に、現在の「資金不足」は局部的な問題だ。人民銀が主導する市場化に向けた調整によるもので、コントロールや調整が可能な範囲内に収まっており、広い範囲で金融危機や経済危機を発生させることはない。短期的にみれば、資金は確かに不足している。だが銀行で不足しているだけで、別のところでは不足していない。銀行での不足もそれほど多いものではない。このたびの「資金不足」に際し、人民銀が市場救済に手を出さないのは消極的な行為にみえるが、その背後にはより主体的な戦略的選択があるのだ。

現在、中国の経済・金融の運営状況は全体として安定しているが、多くの困難や課題にも直面している。グローバル経済は好転しているが、情勢は今なお複雑だ。米国経済が徐々に回復するのにともない、米国が量的緩和政策から撤退する時が近づいており、グローバル経済がデレバレッジに向かうプロセスが加速し始めている。こうした時に人民銀が圧力に耐えながら資金を放出しないのは、社会全体の融資規模が過度に拡大するのを整理し、銀行の銀行間市場業務の期限を誤るリスクを調整し、銀行にデレバレッジや脱シャドーバンキングプロセスの加速を迫り、銀行システム内部の資金の絶え間ない移動による利ざや稼ぎの問題の解決を加速し、金融が実体経済によりよくサービスするよう誘導することが狙いだ。これは政策による主体的な調整であり、バブル崩壊後の受動的な調整ではなく、金融の安定にプラスになるとともに、中国経済のモデル転換やグレードアップ、構造調整の促進にもプラスになり、中国経済の長期的で安定的、かつ健全な発展にとって重要な戦略的意義をもつものだ。

全体として言えることは、現在の「資金不足」は中国の経済モデル転換や構造調整における小さな陣痛に過ぎず、中国経済の発展という大局に影響を与えるものではない。ましてやより大規模な金融危機や経済危機をもたらすことはあり得ない。(編集KS)

「人民網日本語版」2013年6月26日

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