商務部(商務省)は28日、「中国電子商取引報告(2012年版)」を発表した。それによると、12年の国内電子商取引(eコマース)市場の取引額は8兆163億元に達し、前年比31.7%増加したという。「人民日報」が伝えた。
12年末現在、国内のオンラインショッピング利用者は2億4200万人に上り、同24.8%増加した。
同報告によると、12年にはeコマース大手各社が価格戦争を繰り広げ、中国の電子商取引産業はいまだに低価格競争のモデルから抜け出せない発展段階にあることが明らかになった。またネットでは知的財産権の侵害行為や偽物・粗悪品の製造販売、違法な犯罪行為といった問題が間断なく発生しており、ネット取引のトラブル処理はますます難しくなっている。同部電子商務・情報化司の李晋奇司長は、できるだけ早く電子商取引産業の業界規範とサービス規範を制定する方針だと話す。(編集KS)
「人民網日本語版」2013年5月30日 |