日本自動車メーカーは1月、トヨタ、ホンダ、日産の販売データにより自信を取り戻した。しかし1-2月のデータを受け、日本車の回復に向けた自信に再び揺らぎが生じている。日産の2月の中国販売台数は46%減、ホンダは27%減、トヨタは45.7%減となった。新京報が伝えた。
中国自動車工業協会の統計データによると、今年1-2月の日本車(乗用車)販売台数は前年同期比17.1%減となった。その一方でドイツ車・米国車・韓国車・フランス車の販売台数が増加した。そのうちドイツ車・韓国車・フランス車の販売台数の増加率は、いずれも30%を上回った。ドイツ車(乗用車)の2月の販売台数は22万800台で、乗用車販売台数全体の19.86%を占めた。日本車は13万1800台で11.85%を、米国車は13万4000台で12.05%を、韓国車は10万5800台で9.52%を、フランス車は3万9200台で3.53%を占めた。昨年同期と比べ、日本車の販売台数の減少率は40%以上に達しており、ドイツ車・韓国車・フランス車の増加とは対照的だ。
■日本車ディーラー、販売圧力が増加
東風ホンダのディーラーの販売担当者は、「当店は全国の状況とほぼ同じく、1月の販売台数はまずまずだったが、2月の予約数は少ない。春節(旧正月、今年は2月10日)の長期休暇により、2月の来客数と取引件数は約40%減少し、1-2月全体の販売台数が減少した」と語った。
広汽トヨタの某ディーラーは、「減少する販売データにより圧力が増加している。第1四半期の販売ノルマ達成は3月にかかっているが、3月ももう残りわずかだ。当店の3月の来客数は約20%増加しており、取引件数もやや回復しているが、強い販売圧力を受けている。4月には値下げによる販促で販売台数増加を目指す可能性がある。しかし今年は始まったばかりのため、価格を下げすぎることはない」と話した。
|