CCIDコンサルティング(賽迪顧問)・通信産業研究センターの耿厳副総経理はこの状況について、「4Gの需要が形成されるまでには、認知される過程が必要。中国移動は他キャリアに先駆けて試行を行い、4G市場においてある程度の主導権を握った。中国移動は世界のTD-LTE産業チェーンをリードしており、キャリアに対しても設備メーカーに対しても比較的高いアピール力を持っている」と語る。
昨年の3G市場シェアを見ると、中国電信(チャイナテレコム)が約30%、中国移動が約37%、中国聯通(チャイナユニコム)が約33%を占め、3大通信キャリアの勢力はますます拮抗している。耿氏は「4G時代もこのすう勢は続くだろう。聯通や電信が採用するであろうFDD-LTEも、世界的に幅広い市場を持っており、欧米の主流メーカーは皆この技術を採用している。このため、残る2つのキャリアにも後発の優位性があると言える」と語る。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年2月17日
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