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北京週報>>経済  
海外食品ブランドは唯一無二の存在ではない

米ファストフード大手のヤム・ブランズが運営するファストフードチェーン・ケンタッキーフライドチキン(KFC)は今月10日、鶏肉製品から過剰な抗生物質が検出された件について謝罪した。昨年11月23日にメディアが初めて報道してからすでに1カ月半が経過している。「人民日報」が伝えた。

この間、ヤム・ブランズはたびたびコメントを発表し、山西粟海集団有限公司から調達した原料の鶏肉は鶏肉調達量全体の1%前後に過ぎないとして肝心な点に触れなかったり、法律・法規に違反したとすれば厳正に処理すると勇ましい姿勢を示したりしてきた。上海市食品安全委員会弁公室によると、ヤム・ブランズは2年前から鶏肉製品に問題があることを知っていたとの指摘に対しては、「現在の国の関連の法律・法規には、企業が政府に対し自主検査の結果を報告したり、社会に対し自主検査の結果を報告したりすることを求める規定はない。よってヤム・ブランズには『報告隠し』の意図はなかった」としている。こうして結局、謝罪はせず、非常に傲慢な態度を取っていた。この件には関わりがないというコメントをたびたび発表してきたマクドナルドは、自分たちにも問題があることは認めものの、謝罪はしていない。

事実はこうだ。報道によると、ケンタッキーやマクドナルドなどの大手外食産業に原料を提供するサプライヤーの山西粟海集団と山東六和集団有限公司は、法律に違反して複数の抗生物質を使用したり、使用が禁止されているホルモン剤を投与してニワトリの成長を速めたりしていた。養殖のある段階の11日間だけでも、11種類もの薬物を投与したという。

ケンタッキーやマクドナルドを代表とする国際食品ブランドが、ここ数年の間に中国人へさまざまな記憶や便利さをもたらしたことは否定できない。たとえば多くの都市に無料の公衆トイレをもたらしたことなどがある。だが幅広く認知されるようになって、より質の高いサービスやより健康的な食品が提供されるようになったわけではなく、逆にさまざまな疑惑や懸念がもたらされることになった。特に食品の安全性という極めて重大な点について、国際大手ブランドが真っ先にやろうとすることは、自分たちに責任はないとすること、一時的な対応をしようとすることで、言い逃れができなくなるまで謝罪はしない。それでは謝罪した後はどうだろうか。消費者はこれまで問題ある鶏肉をたくさん食べており、体に何かあったら誰に言えばいいのだろうか。関連部門がこの件について十分な処分を行わなかったなら、関連企業をしっかりと処分しなかったなら、成長を促進されたニワトリの次に、成長を促進されたカモやガチョウが登場することになる。

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