経済産業省によると、日本の2011年のレアアース輸入のうち約90%が中国製であったが、この依存度は現在までに70%まで低下している。枝野幸男経済産業相は今月12日、日本は来年下半期より中国以外の市場から、国内需要の約5割のレアアースを確保できると述べた。
国内のレアアース需要を満たすため、日本は外国から幅広く支援を募ると同時に、国内資源の開発に取り組んでいる。日本経済新聞の報道によると、東京大学等の機関による研究チームは今年6月、小笠原諸島周辺の海底から、大量のレアアースを含む可能性がある泥を発見した。一部の分析によると、同海域の海底鉱床のレアアース埋蔵量は約680万トンに達し、日本のレアアース消費量の200年分以上に達する。また日立製作所や本田技研は今年、レアアース使用量を削減できる、もしくはレアアースをリサイクル利用できる新型エンジンおよび電池を開発したと発表した。日本経済新聞によると、レアアース利用率の向上は、日本の中国に対する過度な依存の改善を促す。しかし新技術の商品化にはまだ時間がかかるため、現時点では大量のレアアース資源輸入という方式から脱却することはできない。
米ビジネスウィーク誌は16日、「中国のレアアース輸入規制が日本を激怒させた。日本内外の製造業界は、中国のレアアース管理・抑制を、自国と他国を共に損ねる行為として見ている」と伝えた。日本経済新聞や産経新聞等の日本メディアはこれまで、中国はレアアースを日本けん制の外交カードとして使用していると、批判を重ねてきた。これらのメディアは、中国のレアアース市場に対する「操作」により、需要激減と市場価格暴落が生じたとしている。
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