■スピード3 国力の増強
世界経済フォーラムはこのほど、2012-2013年版の世界競争力ランキングを発表した。中国は29位にランクインし、その他のBRICs諸国を大きく上回った。デンマークのヘレ・トーニング=シュミット首相は国際競争力の向上について、「今後10年間で、中国の競争力はトップ10入りを果すだろう。中国の現在の経済状況は、今後の実力を左右する」と述べた。
ヘレ・トーニング=シュミット首相は中国経済のモデルチェンジについて、「過去数年間から数十年間に渡り、欧米諸国では中国が工場と仕事を奪い去ったと叫ばれていたが、その状況はすでに変化している。中国は経済のモデルチェンジを実施し、発展方式を再構築している。これは中国経済の持続可能な発展を促し、中国の世界における競争力をより効果的に高めることが可能だ」と指摘した。
同会議では、中国を始めとする新興経済国が注目された。ボストン・コンサルティングのハンス-ポール・バークナーCEOは、「当社は新興市場のビジネスチャンスに対して、自信を深めている。中国についてもそうであり、その他の新興経済国に対してもそうだ。企業はこれらの地域で、業務拡張のチャンスを掴むだろう。世界経済は低迷を続け、中国経済の成長率も低下しているが、中国は危機の中においても安定成長および消費刺激に向けた一連の計画を実施した。これは本国経済の成長を安定化させるだけでなく、その他の経済国に対しても中国の成長によるチャンスを与えた。中国は世界経済成長の安定を促している」と語った。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年9月13日
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