|
9月12日、夏季ダボスの出席者代表はエアバスA320の組立工場を見学 |
世界経済の回復の遅れ、世界金融市場の混乱といった背景の中、世界経済フォーラムのニュー・チャンピオン年次総会(夏季ダボス会議)がこのほど天津で開幕した。2000名以上の出席者らは、世界経済が低迷する中、「未来の経済をいかに構築するか」について議論を行った。多くの出席者が中国経済の状況について言及し、「驚異的なスピード」、「巨大な潜在力」、「競争力の向上」という言葉で、中国経済の発展を例えた。
■スピード1 国民生活の改善
新興経済国、人民元の国際化、中国経済の成長ペース等が、同会議の議題となった。
中国の国民生活の改善に話が及ぶと、世界2位の消費財メーカー、ユニリーバのポルマンCEOは、「中国に生活していれば、中国経済の驚異的な成長ペースを感じることだできるだろう」と語った。ポルマンCEOは本紙の取材に応じた際、「過去5年間、当社の世界での業績はいずれも好調であったが、中国市場の業績が特に際立っていた。当社のシャンプー、歯磨き粉、洗顔クリーム等の日用品が、より多くの中国人に支持されるようになったからだ。これは中国の一般人の収入が増加し、消費水準が向上したことを意味する」と述べた。