最近、ますます多くの外資系ファッションブランド大手が、電子商取引(eコマース)のルートを経由し、「迂回して中国市場に進出」するようになっている。「北京商報」が伝えた。
国内のeコマースサービス大手・瑞金麟の安士輝最高経営責任者(CEO)が9日に述べたところによると、海外市場の縮小や国内消費者の間での国際的ファッションブランドの認知度の高まりにともない、中国市場は今や外資系ブランドの争奪戦が展開される場所となっている。ある情報通によると、中国で戦う外資系ファッションブランドには、米国のヴィクトリアズ・シークレットやアバクロンビー&フィッチなどがあるという。
安CEOによると、知名度が高いがまだ中国市場には進出していない外資系のファッションブランドは、そのほとんどが中国の電子商取引プラットフォームに対し旗艦店の開設を打診している。こうしたブランドには欧州、北米、日本などで流行している大手ブランドもあれば、低価格のファッションブランドもある。こうしたブランドはどれも、今後数年以内に大陸部市場で店舗を開設したい考えだが、場所の選定などの関連手続きが複雑で、長い時間と高いコストがかかることから、オンライン販売を通じて機先を制し、それから中国市場のブランドに対する需要レベルを実地に理解しようとしているという。
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