中国商務省の瀋丹陽報道官は17日、北京で、「今年上半期、国内投資者の対外投資は、前年同期より48.2%増加した。そのうち、海外合併は大幅に増えた」と明らかにした。
瀋丹陽報道官によると、今年上半期、国内投資者が、116の国と地域の企業2163社に直接投資を行い、非金融系の直接投資が累計354億ドルを超えている。そのうち、合併による直接投資は、同じ時期の投資総額の33%以上を占めている。
投資地域では、香港、ASEAN・東南アジア連合、米国、ロシアへの投資が伸びた。
海外投資増加について、瀋報道官は「欧州債務危機の影響が拡大し、主要経済体の成長が低迷する中、回復に向けて経済を刺激するため、多くの国が、より緩和した外国直接投資策を制定した。中国企業からの投資への監督管理、審査が緩和され、合併に対する政治的障壁も減っている」と述べた。
「中国国際放送局日本語版」より 2012年7月19日
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